Introduction
「ここ数年の魔族の動きの活発化は、魔王復活の前兆である」 予言者の言葉により、魔王を倒すため複数の国から精鋭が選抜された。 彼らは約千年前に魔王を倒した、伝説の勇者たちが残した大いなる力、聖なる武器を受け継ぐため、はじまりのダンジョンへと向かった。 ダンジョンの最深部へとたどり着いた四人。彼らを待ち受けていたのは、目が眩むほどのまばゆい光だった。 直視できずに目をそらしたのは数秒か数分か。 それらがおさまった時、伝説の勇者たちが残したものが目の前に現れた。 勇者の剣 騎士の槍 魔法使いの杖 聖者の腕飾り これらを手に取れば大いなる力を受け継ぐことができる。そして、魔王討伐の旅が本格的に始まる。 四人は意を決して、それらに手を伸ばす。だが 「どれを手に取ればいいんだっけ?」 四人は大事なことを忘れていた。 自分の役職が何であるのか、だ。
Character
アリサ
10代後半の女性。 明るく活発で周りを和ませる。考えることが苦手で人の意見に流されがち。 「うん、それがいいんじゃないかな」
バード・ブラウン
20代後半の男性。 真面目で責任感がある。最年長のためリーダーを引き受ける。 「じゃあ、それで決まりってことで」
シンシア・コリンズ
20代前半の女性。 自分の意見をしっかり主張する芯の強さを持つ。直感が鋭く、考える前に体が動くこともしばしば。 「とりあえず、やってみましょうよ」
ダイスケ
20代前半の男性。 何事にも真っ直ぐな性格だが、不要な争いはなるべく避けたい。 「……それは危ないから止めた方がいい」
Author's Comment
初シナリオです。 さあ、冒険がはじまるように頑張りましょう! 【Special Thanks】 テストプレイに参加してくださった皆さま