社長・航海士・男・４５歳 「夢のありそうな仕事ほど、リアルな現実が隠れてんだよなぁ」 ＜公開情報＞ 開拓企業ランネーゼカンパニー社長。開拓宇宙船ドゥーデム・イーヤ号を駆り、ノリと勢いだけでこの業界を駆け抜けてきた、宇宙を股にかける開拓屋……というと聞こえはいいが、実際のところは社員数２人＋１台の零細企業を自転車操業でどうにかやりくりしているのが現実である。 惑星Ｅ５１６を次の仕事場に決め、コンテナに大量の気候操作プラントを積み込んで往復を繰り返す今回はその第一便だった。 無類の酒好きだが酒癖が悪く、現在禁酒中。

用心棒・重機オペレーター・１８歳 「おやっさんって、いいトコも悪いトコも全振りの人なんスよ……」 ＜公開情報＞ パワードスーツや重機の免許を取得するのが趣味の筋金入りの肉体労働者。５年前、宇宙酒場でヤッティと意気投合して雇われることとなり、以降開拓船イーヤ号に住み着いている。 ヤッティとはいつも皮肉を言い合う仲だが、大型の乗り物はヤッティに任せ、自分は現場の機材を担当する役割分担を気に入っている。 実入りは少ないが、手に職がつくのも、星を人間が住める場所にするのも悪くない。

独立型コンピュータ・製造から８年 「私ハタダノ磁気嵐防衛しすてむ。詳シイ事ハ分カリマセン」 ＜公開情報＞ 磁気嵐を受けて宇宙船のメインコンピュータが壊れた際に起動し、船の最低限の機能を維持する予備の独立型コンピュータ。手も足もないウミウシのような形状で、底部に装備されているキャタピラで移動する。 ヤッティが取り付けた変な機械で拡張されて人格を持つようになり、以降は常時起動状態で船の操縦系（ヤッティが譲らない）以外のほとんどの機能を管理している、今やランネーゼ社の屋台骨。 特殊能力◇言語解読：翻訳ソフトでありとあらゆる文明の言語を解読可能。　

惑星地質学者・フィメール人・２８歳（外見年齢２２歳） 「趣味があるとね、時間っていくらあっても足りないのよ」 ＜公開情報＞ シーラは、地震や地殻変動の多い惑星だということで同行することになった地質学者。 フィメール人は女性だけの生命体で、同族間では単為生殖で子を成すが、多くの異星人とも有性生殖で交配できる種族。言語やコミュニケーション能力に長けており、多くの星域に生活圏を広げている。 シーラ自身はパズルが趣味の比較的孤独を好む性格で、種族の特徴が拡大解釈されフィメール人全体が性に積極的に見られがちなことに辟易している。