あらすじ
世界初の西欧横断鉄道として計画された、寝台列車アーベントラント急行。 ドイツ帝都ベルリンとスペイン王都マドリードを結ぶ、総長1,300マイルにも及ぶ超長距離路線だ。 その記念すべき初運行の途上にて、招待されていたマドリード市長の死体が発見された。 初運行の最中に殺人事件が起きたとなっては、全く以て他国に示しがつかない。後方の一般客に悟られないよう注意しながら、7人は自分たちだけで真相を解き明かすことにした。
キャラクター
伯林市長ヨハネス
ベルリンしちょうヨハネス
アーベントラント急行の始点、ドイツ帝都ベルリンを治める市長。話がくどくどと長いことで有名で、庁舎には「市長の演説が長すぎる」とよく苦情が入るらしい。
秘書カミラ
ひしょカミラ
ヨハネス専属の秘書。いかなる時でも市長の斜め後ろには彼女が立っている。その忠実さから「市長の演説を真面目に聞いているのは彼女だけだろう」と皮肉られている。
貴族令嬢ローズ
きぞくれいじょうローズ
イングランド貴族マクウェールズ家の令嬢。若年ながらそれなりの礼法を身に付けているものの、庶民感覚は皆無。カラメルのかかっていないお菓子は食べない。
召使いレイ
めしつかいレイ
マクウェールズ家に仕える召使い。凛とした顔つきの好青年だが、使用人としては半人前な面が目立つ。口癖は「また何かやっちゃいました?」
将軍バルバロス
しょうぐんバルバロス
鉄道の軍事的有用性を検証するために、東方より派遣されてきた軍人。この世のどんな海よりも、彼の眉間に寄った皺の方が深い。
劇作家ゾーエ
げきさっかゾーエ
イタリア生まれの劇作家。陰鬱なオーラを纏った謎多き女性。作品自体は傑作と評判だが、どれもこれも救いようのない悲劇ばかり。
車掌アレックス
しゃしょうアレックス
寝台列車アーベントラント急行、その記念すべき初運行の車掌を務める人物。
制作者のコメント
【タイトル読み】 アーベントラント ―たそがれのち― 【自己紹介】 マダミス制作所・スタジオ朝霞(あさか)と申します。 この度はクエン酸味さんとの共作になります。