sections.introduction
百鬼の頂点に君臨する深山の家長、深山宗玄(みやまそうげん)。龍も恐れるその男が、「栄華の宴」の目前で何者かに惨殺された。宴の設営で家臣たちが駆り出され、屋敷が手薄になったところを狙われたのだ。 容疑者は五人、深山宗玄から信頼を置かれていた者ばかり。後継ぎは予想だにしなかった父親の死に、怒り狂ってわめいている。 「父上を殺したものを捕らえろ!さもなければ、皆まとめて殺してやる!」 鬼殺しの犯人を突き止める捜査劇が今、幕を開ける。
sections.character
司暮
しぐれ
鴉天狗の青年。当主側近。武術と戦略に優れ、最近はもっぱら近衛兵として動いていた。 「私は司暮だ。当主側近として仕えている。よろしく頼む」 性別:男
美潮
みしお
人魚の少年。当主のお抱え芸者。世にも美しいその歌声を目当てに、はるばる訪れる客もいるらしい。 「僕は美潮です。歌うのが得意です。よろしくお願いします」 性別:男
結枝
ゆえ
妙齢の女郎蜘蛛。帳簿担当。屋敷の資産状況を完璧に掌握しており、女中たちから畏敬の眼差しを向けられている。 「わたくしは結枝よ。帳簿を担当しているわ。よろしく」 性別:女
嵐丸
らんまる
壮年の鎌鼬(かまいたち)。使用人頭。仕事が早く手先も器用だが、頭なんて大役だと下りたがっている。 「あっしは嵐丸です!使用人頭をさせていただいております。どうぞよしなに!」 性別:男
ノア
のあ
年齢不詳の吸血鬼。当主なじみの商人。気さくで人懐っこく、厳格な当主とは対照的。 「俺はノアだよ。宗玄のともだち。よろしくね」 性別:男
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タイトル読み:しゃくどういろのおり 楽しんで頂ければ幸いです。 どうぞよろしくお願いします。