Introduction
ここは死者の魂達が訪れる「転生の屋敷」。いったいいつからあったのか、何故この屋敷があるのかは誰も分からない。ただ、一つだけ言える事がある。この屋敷に集められる死者の魂達は、生前何らかの縁があったという事だ。彼らは生前の記憶を持たずに、屋敷に訪れる。ほら今日もまた、彷徨える八つの魂達が、この屋敷に流れ着いた様だ。
Character
シロ
心に扉をつくり、鍵をかけて閉じこもっている女性。優しい口調だが、常に周りとは距離を置いている。 「よろしくお願いしますね」
荒木場 廉也
あらきば れんや
サングラスをかけており、怖いいでたちの男性。口が悪く、相手に対して「テメエ」と言う。 「テメエ、何見てんだ?」
堤 優斗
つつみ ゆうと
まだあどけなさが残る少年。物怖じしない性格で、自分が思っている事をすぐに喋る。 「なんかここ、安心感あるよね」
姫百合 小鳥
ひめゆり ことり
シロより少し年上で、大人の余裕を感じる。屋敷にいるもう一人の女性のシロには、少し心を許している。 「ワタシの事は小鳥って呼んで頂戴」
鷺原 守男
さぎはら もりお
曲がったことは大嫌いな正義漢。ただし、いつもやる気の方が大きくて、空回りしている。 「俺がいるからには大丈夫だ!」
立木 重成
たちき しげなり
高齢の男性。少々我が儘な所がある。昔ながらの、譲らないところは譲らない、というやつ。 「ここは少々、賑やかじゃのぉ」
Author's Comment
処女作です。優しくしてやってください。一つの小説を書く感じで、今回のシナリオを作りました。謎解きとエモさの両立って難しいですよね。この二律背反……これぞ創作です。 シナリオの量が多すぎます。上級者向けです。本を読むのは苦手だ、という方にはハッキリとお勧めしません。 〇以下注意点 ・このシナリオには残酷な描写がありますが、これはあくまでもリアリティを追求した結果の副産物であり、作者に残虐的な趣味嗜好があるわけではありません。残酷な描写や鬱展開があるとだけ言っておきます。 ・このシナリオには過多なキリスト教要素がありますが、これは手っ取り早く神という存在を利用する場合、宗教との親和性が高く、キリスト教を使うのが最適解だと考えただけです。深い意味はありません。 ・このシナリオには作者の思想良心が多分に含まれますが、これは、はい、その通りです。ですが日本では思想良心の自由は保障されていますので、特に問題はないと考えています。 ・ハンドアウトの読み込みは長すぎると寝る人がいるみたいなので、短めに取っています。読み切れなかったら、議論中に読んでください。 〇使用素材 bgm:DOVA‐SYNDROME bgm:H/MIX GALLERY