簡介
X県北部にある庇山(ひさしやま)。その中腹には一軒の館が建っている。 滅多に人が訪れることのないその館は、知る人ぞ知る心霊スポットとされており、幽霊が鏡越しにこちらを覗いているのを見たという噂がまことしやかに囁かれていた。 2020年9月15日。 そんな曰く付きの館に、奇しくも同日、7人の男女が集うことになる。 彼らは噂に引き寄せられたのか、はたまた別の目的があってやってきたのか、気まずそうに顔を合わせるも一向にその場を去ろうとしない。 やがて小雨が降り始め、全員が館の中へ避難することに。それぞれが自由に館の中を探索していると、地下へと続く階段が見つかった。どうやら館には地下室が存在しているらしい。 一行が階段をくだり、目にしたものは”何がしかの研究・実験が行われていた”と思しき四角い施設。 地下施設でも思い思いに行動を起こす来訪者たちだったが、聞き覚えのない女性の声が聞こえたかと思うと入り口の階段が閉ざされてしまう。 その後、心臓にナイフが突き立てられた一人の遺体が発見される。この一件を皮切りに、一行は恐ろしい連続殺人事件に巻き込まれることになるのだった。
角色
薬丸
やくまる
37歳、男性。この館の相続人であるという。 スーツ姿、高身長で、精悍な顔つきをしている。 「この館は俺が相続したんだ。肝試し客に荒らされては困る」
各務
かがみ
33歳、女性。廃墟の調査に来た役人であるという。 スーツ姿、小柄だが、気の強そうな顔つき。 「不法侵入者が後を絶たないと聞きます。安全性を確かめるために役所から来ました」
推名
すいな
23歳、男性。大学のミステリー研究会の活動の一環でやってきたという。 爽やかなセットアップ姿で、高身長。優しそうな顔つき。 「江戸川さん、これはミステリーだよ!」
江戸川
えどがわ
20歳、女性。大学のミステリー研究会の活動の一環でやってきたという。 清楚なブラウス、スカート姿、スタイルが良い。淑やかな雰囲気。 「心霊スポットにこれだけの人がいると、なんだか心強いですね」
牧
まき
15歳、女性。ハイキングの途中で迷子になり、ここに辿り着いたという。 ジャージにパーカー、小柄。怯えている雰囲気。 「家族と友達とハイキングに来たんですけど……はぐれちゃって」
作者的話
【今村先生より】 ミステリー作家の今村昌弘です。小説と違い、話し合いとランダム要素で入手する情報を元にして進行するマーダーミステリーはどうすれば面白くなるのか、今の自分なりに一生懸命考えて作りました。このゲームを通して推理することの楽しさを感じてもらえることを期待しています。 【クレジット】 原作・シナリオ:今村昌弘 企画・制作:ウズプロダクション メインビジュアル:遠田志帆 キャラクタービジュアル:戯嶋サチ ゲームデザイン:k.inaba ボイス:村上ヨウ・藤宮塔子 KV・エンドカードデザイン:ita