あらすじ
近い未来、人類が滅ぶことを誰も知らない。 …いや、たった６人だけが滅びる未来を知っている。 「絶望的な未来」をひた隠し、民に偽りの希望を与え、搾取する。 そんな６人のことを——人は「インフルエンサー」と呼ぶ。 ——みんなインフルエンサーに騙されてる。夢も希望も全部ウソだった！ 秘密に気づいた民たちは、インフルエンサーたちの悪政を止めるべく革命軍を立ち上げた。 革命軍は徐々に勢力を伸ばし、ついに革命の決行を数日後に控えている。 そんな時——インフルエンサーの中に、革命軍とつながった「内通者」がいることが発覚した。 インフルエンサー６人は集会を開き、議論をはじめる。 「やれやれ…革命に成功したところで、滅びる未来は変わらないというのに——６人の中から内通者を特定し、ただちに処刑せよ！」 〝搾取によって得た幸福〟を守るため、内通者を暴き出せ。
キャラクター
甘濁のアイラ
かんだくのあいら
「その仕事は明日が〆切だから心配ないのですよ。…え、もうあれから２日も経っているのですか？ 困りましたぁ…」 23歳・女性。影響力「２」 マッサージやカウンセリングなどの「癒しの場」を提供し、その甘い美貌からも多くのファンを抱えている。 癒しの娯楽を民たちに与える娯楽担当大臣。 メリアに強い忠誠心を持ち、メリアには特に甘い。 100歩に1度は転び、1日の半分はボーッと外を見て過ごすドジでどんくさい変人。
笑撃のキタ
しょうげきのきた
「だッはっは！ 声が大きいじゃと!? 耳が遠くなるにつれ声が大きくなっておるだけじゃ！ 堪忍せえ！」 56歳・男性。影響力「４」 世界最年長者。芸人として仄暗い世界に笑いを届けてきた。民の誰もが知るコメディアン。 お笑い、舞台劇、各種イベント等、催し物を管理する演芸担当大臣。 規格外に声がでかい。あまりの大きな笑い声に天井が落ちてきたことがある。
悲喜劇のメリア
ひきげきのめりあ
「フフッ、無駄な正義感を振りかざした内通者が、我々インフルエンサーの中にいるということだね。大人しくしていれば贅沢な暮らしができたというのに」 20歳・女性。影響力「５」 娯楽の少ない世界で女優として活躍し、高い演技力から多くのファンを抱えている。 インフルエンサー６人の政治を取りまとめる統括大臣（女王）。 何事にも動じない冷静な性格で、つかみどころがない。
淫想のメロ
いんそうのめろ
「あたし寡黙な男ってだぁいすき♡襲ったらどんな顔してくれるかな♡って考えたら…じゅるり」 年齢不詳・女性。影響力「３」 元セクシー女優。グラマラスな体型や妖艶な振る舞いから男性ファンが多い。 少子化対策から孤独対策に至るまで、人口の減少を抑える活動をする終末担当大臣。 クールな男が大大大好き。キュンとするとヨダレが垂れる。 キタのことを父親のように思っている。
負号のユズ
ふごうのゆず
27歳・男性。影響力「４」 弱者の味方を謳うインフルエンサー。 労働者に物資を送ったり、死者を弔ったりする労働担当大臣。 なんにでも生クリームをかける極度の甘党。クールでストイックだが、かなり抜けている。 ネクタイがダサいことも、口に生クリームがついていることもいっさい認めない。
毒艶のラノメ
どくえんのらのめ
「ねえ、ちょっと…寒いから暖房つけてほしいん…だけど。…節電？ あんたが寒いこと言うからいけない…」 24歳・女性。影響力「２」 医療の技術に長け、これまで多くの命を救ってきた一流の医師。 シェルター内の環境や医療機関を管理する環境担当大臣。 歯に衣着せぬ毒舌が、返って多くのファンを集めるキャラクターになっている。 非常に寒がりで、いつも毛布の中にくるまり、震えた声でしゃべっている。
制作者のコメント
制 作：秋夜亭 シ ナ リ オ：スズキ郁弥 デ ザ イ ン：スズキ郁弥 ゲームデザイン：ふろクマ
