外海の深い青に囲まれ、波を切るように進む豪華客船「メリーローズ号」。 この豪華客船の特徴は大きく2つ、一つは世界中から集まる富裕層を乗せていること、そしてもう一つは非常に高レートなカジノが船内に設置されていることだ。 カジノではギャンブルだけでなく、様々なショーも毎日開催されている。「メリーローズ号」は現在、1週間の航海中であり、船内の熱気は十分に満ちていた。 ところが最終日の朝、船内の平穏は突然崩された。 ビクターという乗客の遺体が、VIPルームで清掃員によって発見されたのだ。 VIPルームに入室できた人物は3人。 疑心暗鬼になりながらも、自らの潔白を証明するために彼らは捜査を始める。