マンション「Liebe(リーベ)」―そこは、秘密を抱えた住人たちが集う場。 ある日、606号室の住人・零が死体となって発見された。 それは誰かの手によるものか、それとも彼自身が選んだ結末なのか。 容疑者は、6階に住む5人の男女。 絡み合う思惑、真実の先にあるのは「愛」か、それとも「嘘」なのか。

「呪いの館で撮影会を開きます。参加してもらえますね」 3人の下に届いたのは、写真家を名乗る佐藤からの不躾なメッセージ。 断る意味を知る彼らは「喜んで」と返信し、古びた洋館に集まった。 面識がない彼らに共通するのは、コスプレイヤーであること、そして人には言えない秘密があること。 薄暗い曇り空の下、惨劇の火蓋が切られようとしていた。

鈴木が自宅でパソコンを使い仕事をしてたところ突如として家が停電になる。 なぜ・・・？ どうして・・・？ あと少しだったのに・・・！！ バックアップしてねぇよ！！！！ 鈴木の脳は絶望と怒りで沸き立つのだった。

2XXX年。現代より未来の日本で、とある四人が集められた。四人はそれぞれ言語に関わりが深い者だったが、そんな彼女たちにも読めないものがあった。 そう、「空気」である！　 「空気」を読むことができなければ脱出できないという状況で四人は無事に「空気」を読むことができるのか！？

都会の喧騒がやわらぎ、街灯が星明りのようにともる夜。 静かな公園に、やってきたのは４つの影……。 正しい順番を月の光が導くとき、予言された未来がそこに。

気がつくと見知らぬ部屋にいた、初対面の４人。 その脱出劇が今、始まる。 ……そして、すぐに終わろうとしている。

とある中学校の一室。閉じたカーテンの隙間に夕陽が薄っすら差し込むその空き教室に、４人は集まった……

科学ではなく魔法が発達した世界の、とある時代、赤い共和国。 「国父」率いる「党」が、極悪非道の皇帝を打倒してから約20年、この国は完璧な指導者である「書記長」が国を指導している！ しかし、卑劣なる「仇敵」や外国勢力の暗躍により、この国ではスパイが暗躍し、国家転覆のための陰謀を日々企てているのだ！ 奴らによって田畑は荒らされ、産業は破壊され、国家機密は毎日のように漏洩している！ 秘密警察によってスパイや反逆者の摘発が日々行われているにも関わらず、ついには国家の運営や経済活動に支障が生じているありさまだ！ ここに至って、偉大なる書記長は一つの結論に達した。 政府高官に裏切り者が潜んでいるに違いないと。そう考えれば、摘発の成果が挙がらないのも合点がいくというものだ！ しかし、奴らの思惑に乗ってやる必要はない。裏切り者は裏切り者同士で潰し合えばよいのだ。 書記長は高官たちを呼び集め、一つの命令を下す……。

「今まであいつを憎んでいたが、殺したいとまでは思ってなかった…」 大雨が降る山荘。 そこに集まった社会人サークルの5人。 山荘宿泊イベントとして楽しい時間を過ごせるかと思いきや、到着して数時間後にサークル代表が遺体で発見される。 誰が殺したのか。なぜ殺したのか。どうやって殺したのか。 殺人衝動を抑えられなかった者を、見つけ出せ。

人里離れた山奥にある怪しげな研究施設。 そこでは、医療に応用するためのバイオテクノロジーの研究がされている。 ある日、日が落ちたころに5人の人間が施設を訪れていた。 中に入った5人が目にしたのはおぞましい光景だった。 ぼろ雑巾のようになった職員が血だらけで転がっている。それは明らかに、人間の所業ではなかった。