マンション「Liebe(リーベ)」―そこは、秘密を抱えた住人たちが集う場。 ある日、606号室の住人・零が死体となって発見された。 それは誰かの手によるものか、それとも彼自身が選んだ結末なのか。 容疑者は、6階に住む5人の男女。 絡み合う思惑、真実の先にあるのは「愛」か、それとも「嘘」なのか。

　エルフやドワーフが暮らす、水と自然と魔法の国、ユーフレア。その町外れで小さな薬草屋を営むユリス。そして、町の手紙屋カイ。 　ただの客と配達員として出会った2人は、日々の会話から互いのことを少しずつ知ってきた。 　この関係はきっと深くも浅くもならない。何も望んでは……いけない。 ――は、あなたを　　もよかったのだろうか？

「今まであいつを憎んでいたが、殺したいとまでは思ってなかった…」 大雨が降る山荘。 そこに集まった社会人サークルの5人。 山荘宿泊イベントとして楽しい時間を過ごせるかと思いきや、到着して数時間後にサークル代表が遺体で発見される。 誰が殺したのか。なぜ殺したのか。どうやって殺したのか。 殺人衝動を抑えられなかった者を、見つけ出せ。

ヒスイとマコモは東北地方にある稲荷神社の狛狐（こまぎつね）だ。 ふたりはこの神社によく遊びに来る子ども、ヒナタのことが大好き。 今日もヒナタのために術式を使って風を起こし、桜の花びらを舞い上げて遊んでいた。 「今日はねぇ、ヒナタの誕生日なんだ」 嬉しそうに言うヒナタをふたりは言祝（ことほ）ぐ。 「誕生日か！　めでたいな！」 「ぼくたちもお祝いするよ、ヒナタ」 神使（しんし）の声は人間には届かない。この世のものに触れることもできない。 それでもふたりは、これから少しずつ大人になっていくであろう、ヒナタの姿を想像して、幸福な気持ちを噛みしめた。 その日の17時。 ──逢魔が時（おうまがとき）。 ヒナタが、死んだ。

大陸の東にあるお屋敷にて、一通の脅迫状が届けられた。 この屋敷に偶然居合わせた四人の容疑者には、自身を潔白する手段を持たない。 お嬢様は、何処へ消えてしまったのだろうか。 やがてお嬢様の行方を巡り、彼女を取り巻く者たちの仮面が暴かれていく。

あの日から1年。またもやってきたエイプリルフールの日、家族は再び家に集まっていた。今日は海外に単身赴任中だった父『龍之介』が帰ってくる。 チャイムが鳴り扉を開けると赤ん坊を抱えた龍之介が立っていた。 「お父さんな…向こうで不倫しちゃったんだ。」 そして消える赤ん坊！ 何故か増えた長男のポコリン！ 猫！

死後さまよえる魂が四つ。あなたはその魂の中から最も天使になるのにふさわしい魂を選ぶことを神から託された……。 四人の証言を聴き比べ、犯人ではなく天使候補を探すマーダーミステリー。

目が覚めるとあなたたちは研究室にいた。 寝ぼけているのか何をしていたのか思い出せない。 目の前にある謎を解いていくと何かわかるのだろうか。 AIの力を借りながら，「最後の答え」を出そう。

村の中央にぽつんとたたずむ小料理屋を営んでいるシルバと、その娘アクア。 シルバのふるまう料理とアクアの人懐っこい接客で、この料理屋は笑顔で満たされていた。 少し離れた丘の上に住むのは、フォルスト一番の世話焼きで、村じゅうの誰からも慕われるセナとその息子、ルーシー。 セナの穏やかな笑顔と、元気いっぱいのルーシーの姿は、村の人々に安らぎを与えていた。 そして、村のはずれに住んでいたのは、献身的に村人たちの健康を支える医者のイリス。 穏やかな人柄ながら、いざとなったときに皆を助けてくれる彼は、村の人々にとって何よりも頼もしい支えだった。 あの日がくるまでは、全員が幸せな日常が永遠に続くと信じていた。 これは、現実と向き合うことになった5人の『1日』を紡ぐ物語。

“世界を蝕む見えざる脅威——その名は「ミアズマ」” 目に見えぬ細菌型モンスターが瘴気となり、大地を侵し、人々の命を奪っていく。 Peacefulの教皇がこの予言を下したのは、数年前のことだった。 この言葉を受け、辺境の研究施設にて「特効薬」の開発が始まる。 指揮を執るのは、天才研究者 “所長” 。 そして、ついに特効薬完成の時が迫る中、5人の専門家がこの施設に招かれた。 ——医師、ビール職人、騎士、探検画家、鼠取り。 それぞれが専門分野を活かし、世界を救うために集められたはずだった。 その夜、所長が殺されるまでは。 容疑者は5人。 失われた特効薬のレシピ。 謎に包まれた研究施設の真実。 夜明けまでに、すべてを解き明かし、特効薬を完成させなければならない。 ——さもなくば、ミアズマが世界を滅ぼすだろう。