目の前の円卓には水の入った５つのグラス そして椅子に拘束された私を含めた５人の囚人 刑務官が口を開く 「本日をもってお前たちは釈放となる。生きてここを去るのか、死体としてかはお前たち次第だがな。」 このシナリオでは殺人はまだ起きておりません。 これから必ず起こります。 皆さんは加害者かもしれないし被害者かもしれません。 また、このシナリオでは明確に勝者が誕生します。協力は考えないほうが賢明です。 己の生存の為に虚実を織り交ぜ、他を存分に出し抜いてください。

久しぶり。元気ですか？ 高校の卒業式からもうすぐ十年が経ちます。つきましては、あの日裏山に埋めたタイムカプセルを発掘しようと思います。 とは言っても、みんなそれぞれ仕事もあると思うので、取り急ぎ三月で都合のいい日をいくつか教えてください。一番多くの人が集まれる日で開催するつもりです。 お返事待ってます。

新型戦闘機『ゴーストウィング』。 大統領も訪れた空母での最終試験。 着陸態勢に入った戦闘機が轟音と共に爆発炎上した。 上空を旋回する3機の複座（2人乗り）型戦闘機に通信が入る。 『ナイト4は爆発物により大破炎上。大統領は現在消息不明。大統領を狙ったとみられるテロリストが、――君たち6人の中にいる』 犯人だと断定されれば、撃墜（げきつい）される。 一蓮托生（いちれんたくしょう）の話し合いがはじまる――

　人が人を殺す、それが罪にならない時代がわずか数十年前にあった。 　そんな時代に生み出された人間爆弾。特攻隊。「生きたい」と願うことが許されず、「死なないで」と口にすることも憚（はばか）られた。彼らは英雄なのか、犠牲者なのか。現代を生きる４人は彼らに何を伝え、何を学ぶのか。

日本のクライミング聖地と呼ばれる 『灰熊岳(はいぐまだけ)』 登山黎明期(れいめいき)より岩登りが盛んに行われてきた歴史を持つ。 この地で鍛えられた数多(あまた)のアルピニスト(登山家)やクライマーが、世界の秀峰(しゅうほう)や奇岩で活躍してきた。 今日も様々な登攀者(とうはんしゃ)が岩を攀じ登り(よじのぼり)、額に汗をにじませていた。 そんな中、1人の女性が亡くなった。 国内でも指折りのクライマーである彼女がなぜ？ 　これは単なる事故なのか？ 　それとも… ここにいるのはCLIMBER(登攀者)か？ それともCRIMINAL(犯罪者)か？

血液の細胞がウイルスに感染する 『ＢＶ病』。 世界中で、子供から大人まで多くの人がこの病と闘っている。 その病気を診断する装置の研究者として有名だった森 弘樹は、 突然勤めていた大企業を退社し、 行方不明となった。 その５年後。 森 弘樹はひっそりとした山奥の小さな建物で死体となって発見された。 死体のそばには、ＢＶ病を高精度で診断できる新技術「フォトン技術」の設計書と、 その技術を彼の息子で大学生の森 和樹に譲ると書いた遺書が遺されていた。 フォトン技術を使った診断装置が完成すれば、現在使われている診断装置の性能を大きく上回るだろう。 フォトン技術を受け取った森 和樹は、父が自宅に残していた名刺をもとに関係者を集め、意見を求めることにした。 　本日の会議には、そうして集められた ①森 和樹②塩見智也③駒井 誠④森 加奈⑤井上拓也⑥大井 駿 の６名が参列し、 この最先端技術の行く末を決定する会議が始まろうとしていた …。

「ブラックリング」とは！　「この真っ白な世界を面白くぶっ壊す！」をポリシーにした、悪の組織である！ 個性的で能力の高いあなたたち7人の幹部は、その組織の中でも名だたる実力者たちだ！ 今日はあなたたちが集まる幹部会議の日。 厄介なヒーローたちの情報を共有しながら、悪について存分に語りつくそうではないか！ ……ちょっとした喧嘩くらいはあるかもしれないけどね。

山奥の古刹、静寂院。 「あの宿坊では、亡くなった大切な人と、夢の中で逢えるらしいよ」 静寂院の宿坊には「まくらがえし」の儀式により、亡き人の夢を見ることができるという不思議な伝承が残されていた。 ある夏の夜、それぞれの想いを胸に秘めた6人の宿泊客が訪れる。 宿坊の予約フォームには、こう書かれていた。 あなたが夢の中で会いたい方の名前をご記入ください。 ［　　　　　　　］ 儀式の夜、宿坊に香りたつ煙の中、6人はまくらがえしの儀式に臨む。 しかし、夜明けとともに恐ろしい現実が彼らを待っていた。 住職の物江法隠が何者かに殺害されていたのだ。

N県の避暑地にたたずむ瀟洒なペンション「銀河荘」にて、カリスマ女優「月代亜那（つきしろあな）」率いる芸能プロダクション「アルテミス」の面々が、彼女の誕生日パーティを祝おうと集まった。 おりしも夜空には白く不気味に輝く流れ星が・・・。 流星墜ちるとき、惨劇の幕が上がる。

とある休日にマダミス『まゆずみ博士と空飛ぶ自動車』を遊ぼうと集まった大人が6人いた。 彼らはSNSを介して知り合った友人で、前もって日程調整をし、やっとの思いで休みを合わせて公演店舗に集まれた。 しかし、ゲーム開始前に犯人役プレイヤーが判明してしまい、会場が気まずい雰囲気になった。 今回のマダミスネタバレ事件に事件性は無いため、警察の到着など待つこともない。 残された時間で手がかりカードを使い、今から起こりそうな事件を捏造(ねつぞう)しないか？という声がどこからともなく上がったため、あなたたちはこの場を何とかすることとなった。