あらすじ
現代の日本、過疎が進む深い山中にひっそりと佇む古民家。この家には四人の家族が暮らしていた：祖母、母、娘、そして父。彼らは何代にもわたってこの地に根を下ろし、静かながらも平穏な日々を送っていた。しかし、ある猛吹雪の夜、その平和は壊れる。娘が大切にしていたタブレットが紛失し、その直後に父が惨殺されているのが発見された。この家にはその日、猛吹雪のために外部からの訪問者はおらず、唯一の外部との接点である通信手段も途絶えていた。この孤立無援の状況で、残された家族メンバーが疑念の目を向け合う。警察の介入が不可能な中、プレイヤーは真実を解き明かす鍵を握る。犯人はこの家の中にいる―家族の絆が試される時、秘密が暴かれる。
キャラクター
被害者の母
さわこ
７２歳の老婆。昔ながらの価値観を持ち、家族を守ることに命をかける厳格な性格。家族を支えるために厳しくも愛情を持って接していたが、近年は価値観の違いから衝突が多くなっていた。元音楽教師。一人称は「わし」
被害者の妻
みき
４５歳の女性。表向きは明るく活発的だが、その分ストレスを貯めており時には現実逃避を夢見る性格。婿養子として迎えた夫に対しては深い愛情を持ちながらも、母親と夫の間で板挟みとなりプレッシャーを感じていた。パート勤務。一人称は「私」
被害者の娘
ゆい
１６歳の女子高生。好奇心旺盛で反抗期真っ只中の高校生。両親に対しては強い反発心を持ちつつも、内心では尊敬と愛情を感じていた。一人称は「ゆいぽよ」
制作者のコメント
親愛なるマーダーミステリー愛好家の皆様、 この度は、私の初めての作品「隠された!!」を手に取っていただき、誠にありがとうございます。私がこの世界を知ったのは、中学1年生の娘がマーダーミステリーの世界に魅了されたことがキッカケです。彼女の熱望により家族で「誘拐犯からの3つのヒント」をプレイして感じた興奮を共有するために、この冒険を始めることに決めました。 ウズスタジオの「完成するまで帰れないマダミス講座 月跨ぎの10時間編」のnoteを購入し、そこから得た知識と、実際に１０時間を目標にこの作品を完成させました。この作業は、私にとって非常に刺激的で、同時に学びの多い経験でした。 今回は、少人数や家族でも楽しめるミニマムなマーダーミステリーを目指しました。この物語が、皆様にとって楽しい時間となり、また、家族や友人との絆を深める機会となることを願っています。 この作品を通じて、皆様が推理の楽しみを存分に味わい、心温まるひとときを過ごされますように。 心より感謝を込めて、 作者 ブラックテイル
