あらすじ
この学校には噂があった。 いじめを受け自殺未遂で亡くなった紫竹山 透(しちくやま とおる)の怨念が学校の花を血で赤く染め、彼の死について調べようものなら呪いを受けて殺される。 そして2020年の春、深夜の特別教室棟にて幽霊の姿が目撃された……。 オカルト研究会の会長である篠原(しのはら)は調査を重ね、ついに関わりがあると思われる数名を突き止める。 そして7月6日、彼らを部室に集めた――。
キャラクター
篠原
しのはら
3年A組の女子生徒。不思議な事が大好きで、オカルト研究会を勝手に立ち上げた。誰にでも分け隔てなく明るく接するが、学校で2番目の変人と評され距離を置かれているため友人は少ない。
三黒
さくろ
2年A組の男子生徒。今回の幽霊の目撃者であり、それを理由にオカルト研究会の新メンバーに抜擢された。篠原の命令で半ば強制的に幽霊の調査をしている。
名本
なのもと
2年A組の女子生徒。物静かで大人びた雰囲気のため、クラスでは孤立しがちであり、三黒が唯一の話し相手である。しかし所属する美術部内では友人も多いらしい。
青山
あおやま
2年E組の男子生徒。献身的な青年。ボランティアにも積極的に参加し、空き教室の掃除なども進んで取り組むため、教師からの評判も良い。疲れているのか、いつも眠そうにしている。
森永
もりなが
3年C組の女子生徒。金髪でおしゃべり好きな、ふわふわした少女。制服はかなり改造されており、青白基調のフリルがたくさん付いたものに、頭の上には大きな青いリボンまで着けている。
制作者のコメント
『Gibbeted Ghost(ギブテッドゴースト) 〜吊られた亡霊〜』 学校で起きた事件を解き明かすシナリオです。 現在の幽霊騒動と、過去の自殺事件――2つの事件について同時に議論を行っていくことが最大の特徴となっています。 七不思議やオカルト研究会といった学園ホラー特有の雰囲気が好きな方、一風変わったマーダーミステリーをやってみたいという方にはおすすめです。 (反対に、合わない人にはとことん合わない可能性もあります) ストイックに謎を推理するだけでもよいですが、ロールプレイに抵抗がないメンバーで各キャラになりきって議論しますと特に楽しめることと思います。 全てのキャラクターに愛着を持って作成したシナリオなので、プレイ後に1人でも気に入っていただけていればと祈っております。