ウズで遊べる『ガンダルフ』のマダミス一覧
幼さの答え合わせ
ガンダルフ
1960年代。
安保闘争を筆頭に、違憲の改正や汚職外交の払拭という大義名分の下に行われた、「学生運動」が衆目を集めていた時代。
冬も半ばを過ぎた頃、あなた達4人は所属していた新左翼団体に命じられ、製薬会社社長の息子であり当時小学3年生だった「少年A」を拉致し、身代金を強奪する活動資金獲得計画に参加しました。
管理者不在になっていた河川敷の小屋を利用して少年を監禁し、身代金回収後に解放するというもっとも単純な計画でした。
しかし、この計画は失敗に終わります。
計画序盤の夜、少年の姿が忽然と消えてしまったのです。
あなた達は逃走後、幹部命令により長期の国外逃亡生活に入りました。
公訴時効が成立した16年後、顔も知られておらず世間も事件に興味を失ったと判断し、あなた達は日本へ帰国します。
しかしおかしなことに、事件から16年が経過した今でも少年Aが姿を現したというニュースが発表されていないのです。
少年は、どこへ消えてしまったのか。
あなた達はそれを探るために、あの頃行きつけだった喫茶店で16年ぶりに集いました。
4
人
60
分
2021/01/22公開
数寄を殺すにゃまず器から
ガンダルフ
時は元和(げんな)
尾張の魔王、織田信長より発せられた
「茶の湯御政道」
人をもてなす技の集大成「茶の湯」にて用いられる
様々な茶器に特異な価値を見出し
これまでの土地俸禄制を残しつつも
名物俸禄制を新たに作り上げ
石高を厭わず、家臣たちの忠を集めることと相成った。
しかし関白秀吉が治世の今日にて
身内での茶会を開きし折
筆頭御茶道である千宗易から賜った大名物
「背高黒茶碗」が何者かの手により
割られていたのを見つけた。
前日に茶会を開いた折には
ヒビどころかキズすらなかったはず。
その名物がこの世から失われるのは
さぞ惜しいことではあるが
なにより御茶道から賜った品を割るなど
関白様からの信頼を失うやもしれぬ一大事
茶碗を割し不届き者を早急に見つけ
御家の面目を保つべし。
4
人
60
分
2021/01/29公開