あらすじ
ゼンマイと歯車で動く人型の精密機械である『機巧人形(オートマトン)』と、それを作り出した人間が共存する世界。 優秀な技術を持つエンジニアが集まるオートマトン研究所があった。 そしてその研究所で、ある事件が起きた。 この世界で初めてオートマトンを作った人物が殺され、そのパートナーのオートマトンまでも壊されていたのだ。 重い空気が漂う中、誰からともなく話し合いが始まる。 「「一体、誰がこんなことをしたんだ……?」」
キャラクター
アルク
あるく
人間・男・20代。物心ついた時からアストラと一緒に過ごしてきた。体付きがよくスポーツも好きだが機械いじりが好きで、小さい頃はよくラジオなどを分解して遊んだ。人間が皆オートマトンと友達になれるよう、オートマトンの「心」に着目して研究している。
アストラ
あすとら
オートマトン・男。アルクのパートナー。20年ほど前に作られた旧式オートマトンのため機能は少なく、できることは限られる。アルクが小さい頃からキャッチボールの相手や、機械いじりの対象となっていた。
ベル
べる
人間・女・20代。ベイリーと5年ほど前にパートナーになる。以前一緒だったオートマトンは経年劣化で機能停止してしまった。学生時代は勉強第一で、大学は首席で卒業した。人間の暮らしを支えるためにオートマトンに多彩な機能を付けられるよう研究。
ベイリー
べいりー
オートマトン・女。ベルのパートナー。比較的新しいオートマトンで、旧式よりも人間味がある。ベルの身の回りの世話や、研究の手伝いをしている。自ら進んで勉強するほど勉強熱心な性格の傾向にある。
シド
しど
人間・男・30代。医者とエンジニアの二足の草鞋を履く秀才。満足のいくオートマトンが完成できるまではパートナーを取らないと決めており、パートナーはいない。オートマトンの動きを繊細にし、医療用オートマトンを実現させるべく研究を行っている。
制作者のコメント
様々なゲームや演劇からインスピレーションを受け、各キャラクターの人間味を感じられるような2つの特徴を入れました。 1つは、ざっくりとした時間の記憶です。過去の出来事を分単位で覚えている人は少ないと思います。本作品では、「出来事の順序は覚えているが、何時何分に起きたのか覚えていない曖昧な記憶」を基に議論を進めます。 もう1つは、キャラクター間の絆です。本作品は人間とオートマトンのパートナー関係があるストーリーで、「お互いを信用したい。だけど疑いは晴れない。」という複雑な気持ちを表した少し特殊な投票ルールを定めています。