あらすじ
2026年、Radcliffe College(ラドクリフ大学)研究所は『量子テレポーテーション装置』の開発に成功した。 しかし待ちに待った学会発表の前日、研究所内にて、量子テレポーテーションの第一人者であるチャールズ教授の死体が発見される。 何者かの工作により、電波が遮断され、防護シャッターで閉じ込められた5人の容疑者たちによる犯人探しが始まった。 空想科学マーダーミステリー 『Radcliffe Experiment』 (ラドクリフ・エクスペリメント) 同一であり、対なる存在。 粒子と波。AとB。生と死。心と身体。 実在と非実在。空想と現実。王子と姫。 伸縮する光の軌跡。 船員と地上の観測者。 時空を歪めた理論。 ――科学は、ロマンだ。
キャラクター
イザベラ
性別:女 ラドクリフ大学研究所の助教授。 優れた頭脳を見込まれ、チャールズ教授と共に長年研究を行っている。教授にとって一番の理解者であると自負している。 (難解度:☆☆)
アリス
性別:女 教授の娘。清楚で可愛らしい女の子。 双子の弟であるロバートと2人で、どうしてか研究所に住み着いている。 (難解度:☆)
ロバート
性別:男 教授の息子。アリスの双子の弟。 誰に対しても素っ気ない態度を取る。物作りが得意。 (難解度:☆☆)
理沙
りさ
性別:女 飛び級でラドクリフ大学に通う日本人。 生粋の科学オタクで、量子テレポーテーション装置の開発に最も貢献した天才少女。 (難解度:☆☆☆☆☆)
胡桃
くるみ
性別:女 理沙の友達。日本の女子高生。 『王子様』を待ち続けるロマンチック・ガール! 甘いものが大好き! 科学の知識など皆無! (難解度:☆)
制作者のコメント
昔から『誰にも読んでもらえない小説』を書くのが好きでした。 私が15の頃に書いた空想小説『ラドクリフの実験』を頭の中で10年近く大切に育てて、この度、勇気を出して大好きなマダミスに落とし込みました。 空想科学マーダーミステリーの『空想』にはそういう意味も込めています。 これが私にとって初めて表に出す創作です。 空想を越えて、誰かにとっての『大切な想い出』になりますように、願いを込めて。 瑞希