朱き亡国に捧げる祈り
コズミックミステリー
これは人々が剣でもって争いを繰り広げていた時代の話。
あなた方が治める国、朱の王国は決断を迫られていた。12 年にわたり隣国である南の王国と戦争を繰り広げてきた朱の王国であったが、遂に先日、国土防衛の要である聖地が敵国の手によって落とされ、戦況は悪化の一途を辿った。
そんな折に、敵国の王からの「降伏を促す」手紙を携えた敵国の使者が訪れた。
朱の王国の玉座を囲むあなた方は迫られることとなった。「戦争の継続か__降伏か__」
王と国を政治・軍事・宗教によって支えてきた御三家の面々とその騎士らによって、戦争の継続か降伏か、そして、使者の返答をどうするのかが話し合われた。しかし、議論は平行線をたどり、決断は王の判断に委ねられ、翌日に玉座にて、王より告げられることとなった。
しかし、王の口からそれは語られることはなかった。王が玉座に掛けたまま変わり果てた姿で発見されたのだ。王は、斬り殺されていて、剣が身体を貫き玉座に突き刺さっている。血で染まる玉座の前には、王の死を悼むように 1 本の白い花が添えられている。
あなた方は、この事件の真相にたどり着かなければならない。
殺された王の為に、この国の為に、そして、あなたが内に秘める祈りの為に。
____王を殺したのは誰なのか?
____次なる王を担うのは誰なのか?
____この国の行く末はどうなるのか?
「これは祈りを遂げる物語。」
マーダーミステリー『朱(あか)き亡国(ぼうこく)に捧(ささ)げる祈(いの)り』