夜、雨の中、馬車は進む。 馬の手綱を握るのはまだ青い剣士。 雨よけのフードの下の顔はどことなく不安げ。 キャビンから漏れる光が二人の影を形取る。 一人は手持ちのハープ、リラを持つ吟遊詩人。 一人は胸元に大きな宝石をたたえる聖女。 聖女は港に向かう。 来たるべき決戦のために。 明日聖女は死する決戦を迎える。 剣士と吟遊詩人は港までの護衛。 ほんの些細な一幕に過ぎない、 しかし剣士と吟遊詩人にとっては 大きな決断と離別の物語。 旅路の先に待つ終わりが、 誰にも知られることなく、 静かに始まろうとしていた。 馬車の影は夜に溶けていく。 雨はただ静かに大地を叩く。 三人の行く末を歌う遠い旋律。

ブタちゃんを放し飼いにしている商業施設ワンダリングでは、１か月ほど前からブタちゃんが失踪する事件が発生していた。 議長ウィリアム・グローリーと中央情報局局長ヘンリー・マクスウェル、そして協力者のカプリス・ニャオの３名が失踪したブタちゃんの行方を追う。

ある日、４人の冒険者パーティが「ワイバーン討伐」クエストに挑んだ。彼らは危険なワイバーンを討伐し、莫大な報奨金「ジルコイン」を手に入れる寸前までこぎつけたが、その分配をめぐって一歩も譲らず口論となった結果、結論は翌朝に持ち越されることになった。 ところが翌日、その中のひとりが殺害されていた。さらに、死んだ仲間が保管していたはずの「ジルコイン」は丸ごと消え去っている。犯人は誰なのか？そして、消えた「ジルコイン」はどこへ行ったのか？四方を疑心暗鬼に包まれる中、パーティ内に潜む闇が徐々に明らかになってゆく。世界の背景を知らずとも、金と信頼、そして命をめぐる、この謎にあなたは挑むことになるだろう。

オルフィニア大陸でもっとも強い者を決める闘技大会が開催されるとある日。4つの国から代表として選ばれた敗者復活を含む5人の選手が集結した。しかし開会式を目前として、選手控室で1人の選手が殺害された。残された4人は、犯人を探すことを余儀なくされた。闘技大会が始まるまであと1時間しかない。 いったいなぜこの惨劇は起こったのか？闘技大会は無事開催できるのか？

ここはオルフィニア大陸、100年前の「大災」で文明が滅びかけた地。 この大陸は４つの国に分かれているが、そのどの国にも属さない街がある。「冒険者の街」と人々は呼んでいるが、実際は治外法権となった「なんでもあり」となっている恐ろしい街だ。 そこの一角に構える「冒険者の宿」でジルコインが盗まれる事件が発生し、宿に泊まっていた5人の男女が事件の容疑者となった。 しかし事件発覚と共に宿を訪れた4人によって捜査が行われる。 果たしてジルコイン窃盗事件は解決されるのだろうか？

勇気の国「ブレイブ」。 ビールが名産品のこの国で「激ヤバビール」が開発されたという噂が各国を駆け巡った。ブレイブ国女王が最初のひと口をつけたとき、思わず「激ヤバぁ！」と叫んだことからあまりにも美味であることは想像に難（かた）くない。 世界中のビール愛好家はその琥珀色の奇跡を一口飲みたいと、願いを口にし、あるいは行動した。中にはあまりに過激な行為も見受けられ、戦争の火種にもなりかねないと専門家は話した。 本日はその激ヤバビールの試飲会である。女王の名の下に、正統な宴席が設けられたのである。各国は代表者を選任し、激ヤバビールの試飲会に参加を表明した。 代表者となった、責任のある者、あるいはただ幸運だった者。 数奇な機運に誘われたかのように巡り合った参加者たちは、やがて世界を揺るがす大事件に巻き込まれることになる。

年に一度、ジルコンの力の活用した世界中の最先端技術が集結する「ジルコン・シンポジウム」 虹色に輝く空と、８本足の馬に引かれた大型馬車が駆け巡る華やかな会場には、観客たちの興奮と期待に満ち溢れている。最大の見どころは、各国代表の一般参加者による新発明のコンテスト。これまで未来を切り拓く数々の新技術が披露されてきたコンテストに観客の注目が集まる。 しかし、大勢の観客が見守る中、司会者がステージ上で突然倒れてしまう。 参加者たちが持ち込んだ新しい技術が犯行に使われたのか？果たして、事件の真相とは？ ジルコン技術の未来と影。『PROJECT ZIRCON』の世界観で繰り広げられる壮大な謎解きと騙し合いの幕が、今ここに上がる。

ここジルコン世界の平和を愛する国Peaceful（ピースフル）に、アイドルグループを作ろう！　アイドルがいれば世界は平和になる！ そう豪語するオネエプロデューサー・プルプルのもとに、個性豊かな5人のアイドル候補が集まった。 ボクっ娘、剣術少女、筋肉乙女、お嬢様、よく死ぬ女優。 こうして始まったアイドル合宿は、トラブルだらけ。 喧嘩に、スカートめくりに、イノシシに、殺人事件。 彼女たちは無事にアイドルになれるのか！？ ※このシナリオに出てくるキャラクターのバックボーンや一人称、ジルパワーはジルコン内での正式な設定ですが、それ以外の部分は創作であり、ジルコン内の事実とは異なります。 ※2/16深夜に議論時間を短縮＆追記をしました。 2/17以降に作ったイベントから、更新が反映されます。

理知的で冷静な裁判官。彼は法と証拠を基にすべてを判断し、街の秩序を守る使命を果たしてきた。しかし、ある日、彼の前に立ちはだかったのは、単純な犯罪ではなかった。確かに被告人の罪は証拠によって裏付けられていたが、その事件の背後に隠されたものは、彼の想像を超えるものだった。被告人が黙秘権を行使することで、真実に迫ることができず、彼は歯がゆさを覚える。 そんな中、裁判所に新たに加わった臨時職員。明るく、どこか掴みどころのない雰囲気を持つ彼女は、周囲とすぐに打ち解け、良好な関係を築いていく。 法と倫理の境界線は曖昧になり、思いもよらない真実が浮かび上がる。正義とは何か？　真実に到達するためには、どこまで踏み込むべきなのか――。 それぞれの信念がぶつかり合う時、何を守り、何を犠牲にするのか。決断の時が来る。

オルフィニア大陸の一国、「BRAVE」。 この国の人々は、ビールをこよなく愛しています。 王室御用達の巨大ビール工場では、日々ビールが醸造され、今日は新作ビールの試飲会の日。 工場長のアンブローシアは、オーガスト、クナラ、リデラ、昇雲の４人を招待しました。 彼らは、各々のペースで工場を巡り、新作ビールを楽しもうとしていました――しかし、ビールに異変が起きたのです……。 ビールの香りと秘密が交錯する工場で、いったい何が！？