名門と名高い「桜花学園高校」。 文化祭準備のため週末に集まっていた生徒たちの楽しげな声が響く中、突如として事態は一変する。 きっかけは、体育館の裏から聞こえた大きな音だった。 「ガシャーン！」 近くにいた生徒が体育館の裏に慌てて駆けつけてみると、準備中の大道具の下敷きになり、頭部から血を流して倒れている月城先生が発見されたのだ。 一見事故のようだが、本当に事故なのだろうか。 その場にいた3名の生徒は、何か思うところがあるようだ。 一体、事件の真相とは――。

人気絶頂のアイドルグループ「Starlight」の４人は、新曲のレコーディングと振り付け練習のため、山奥の合宿所に集まっていた。グループのセンターである花園桜、実力派の月野琴音、努力家の星川ミライ、そして彼女たちを支えるマネージャーの鈴木ハルカ。 しかし、レコーディング前夜、花園桜が自室で倒れているのが発見される。駆けつけたメンバーたちは、彼女がすでに息絶えていることを知る。 豪雨による道路冠水のため、警察の到着には数時間かかるという。さらに、落雷の影響で電話も不通となっている。閉ざされた合宿所の中で、残されたメンバーたちは真相を明らかにしなければならない。なぜなら、彼女たちの中に殺人者がいるかもしれないのだから──。

人類がゾンビと化す未曾有の災害が発生してから１ヵ月が経過した現代日本。 かつての平和な日常は一瞬にして崩壊し、生存者たちは必死に逃げ惑っていた。 そんな中、ある郊外のショッピングモールに3人の生存者が避難していた。記者の坂本、体育教師の福井、そして医者の安田。彼らは自衛隊員の宮戸に救出され、このモールに辿り着いたのだった。 バリケードで封鎖されたスタッフルームは安全だが、食料品は日に日に消耗していく。 ある日、昼過ぎから食料品を探しに探索に出た福井と宮戸。 20時にスタッフルームに帰ってきたが、特にめぼしい収穫はなかったようだ。 その一時間後、 福井、安田、坂本の３人は指令室で死んでいる宮戸を発見する。